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初めてギターを持ったのはいつの頃だろうか？

買ってもらったときは嬉しくて、磨いたり鏡の前でポーズを取ったり。

これで僕もロックミュージシャンの仲間入りだと期待に胸を膨らませていた。

その一本のギターと眠り、一日中練習し、BANDを組み、15歳でライブハウスに出た。

僕の人生まで大きく変えた一本のギター。こいつがいなかったらどんな僕になっていたんだろう？

時は流れ、僕も大人になった。

ギターだってクルマだって、無理すれば家だって買える歳になった。

今では楽器屋に行くと子供が手の出ないような値段のギターを何本も試奏して、「じゃぁ、今日はこれもらおうか？」と、偉そうに買っている。

そんなことよりも、もう忘れかけてた何かを取り戻したほうがいい。

ギターを弾き始めたのはすべてをぶっ飛ばすためだ。

いやなことや、気に入らねえ大人たちに蹴りを入れるために。

いつの間にか、僕自身が嫌なタイプの人種になってた。